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2016年12月の日記

〜捨ててゆく〜
今年最後の仕事は愛知県小牧市。
冬至を過ぎて少し日が長くなったようだ。
そぼ降る小雨の朝とはいえ、明らかに少し前の6時とは違う。
明日厚木で荷を解けば今年の仕事も終わる。

途中、静岡で何度か春の嵐のような突風にハンドルをとられた。
年の瀬に生暖かい不思議な気候。
蛇行してるトラックに何度かヒヤッとさせられる。
みんな疲れてるのか、風に煽られたのか、最後の最後に事故なんて嫌だから、けっこうマジメに運転をした。

明らかに居眠りのトラックにはクラクションを鳴らしてあげる。
”ありがとう”
と手を挙げてるのが追い抜き際に一瞬見える。
みんなギリギリでがんばっている。

仕事柄、毎日必ず事故現場を見る。
交通量に比例して事故の件数も増える時期でもある。
明日の自分といつも見ては、気を引き締めてる。

来年のライブのオファーもボチボチ頂いている。
1月は断っている。
2月いっぱいまでライブは冬休みでいたかったんだけど、ありがたいことにそうもいかないみたいだ。
来年は厳選してライブを選んでいきたい。
本数も減らす。
これは前向きなこと。
ずっと自分の音楽を突き詰めていきたいから、もっともっと足場を固めていきたい。

ずっとずっと悲しくて悔しくて歯痒かったから、沸々とした怒りに似た感情が出口を探しているんだ。
(2016.12.27[火])

〜メリークリスマス〜
 クリスマスも終わりいよいよ年末の雰囲気も深まる。
25日を境にグっと町の装飾も変わる。
いちいち企業の商戦のようなものに踊らされているようで、なるべくそういうモノには無関心を装ってはいたんだけど、呑み屋などで知った顔を見ると、”メリークリスマス”だなんて欧米のような顔をしハグなんかしちゃったりして。
 すぐと終わる一日と割り切れば、そういった風に流されてみるのもいちいち踏ん張らなくていいから楽だ。
 ゴタブンニモレズ、連日の飲み食い、久しぶりの再会などもあり、思わずの楽しいイヴ、そしてクリスマスだった。
 根が貧乏性にできてるもので、月曜の朝にふと一息ついた安堵のようなものもある。
浮かれ気分は一時でいい。
いつもと変わらない当たり前の一日こそナニモノにも代えがたいと実感する。
 新潟の糸魚川での大火災。
家を失った人はどんなクリスマスを迎えたのだろうか。
充実した日々ほど危うさを感じる。
守りたいと思うようになったら、なんとなく行動が小さくなってしまう。
オレはいつでもどこか不幸を感じてる方が楽なのかもしれない。
 充実した時間を持つほどに、いつでもどこか”申し訳なさ”がついて回る。
 この感覚ともうまく付き合えるようになってきた。
割り切ればいいんだ。
そうでもないと一歩も足が出なくなってしまう。

 ライヴ納めをしてから、急に気持ちが楽になった。
気の張る用事が待ち構えている日というのは楽ではない。
一週間に一度のペースでライヴがあれば、もうそのことだけで日々が過ぎてしまう。
爪の伸び具合に気を配り喉のコンディションを当日に合わす。
どこか一つうまくいかないだけで気持ちが不貞腐れてしまう。

 イヴの日、久しぶりに指の爪を深く切った。
右手はギターを弾くために若干長めに伸ばしている。
1月はライヴを入れてない。
爪はすぐには伸びないから、一年のこの時期しかきれいさっぱり爪を切ることはできない。
 爪を短くすると”掻きむしって血まみれになる”ことがなくなる。
伸びた爪で痒い個所を掻きむしるほど気持ちのいいことはない。
爪を切ったおかげで幸か不幸かそれが叶わない。

 最近リバリバ(秦野で活動してるオレのブルースバンド。リバーサイドリヴァイバルの略)のグループラインにドラムの桑島が加わり、何かとやかましい。(桑島はずっとガラケーだった)
朝起きたら未読のラインが20件近く表示されている。
最初こそひとつひとつを読んでいたけど、そのどれもがどうでもいいことばかりなのでラインの応酬が始まると音を消して放置してる。
おかげで大事なラインも読み損ねてしまう。
 
(2016.12.26[月])

〜夢の中で〜
 長く深いいい眠りだった。
目覚めのいい朝。
 ゆっくりと蓄積された疲れも、一回の質のいい睡眠でどこかへ行ってくれる。
 じくじくと疼いていた親不知も急にナリを潜めてくれた。

 今週はライヴイベントが2つ控えている。
土曜日は秦野G109にてブルースセッションイベント”SBC”。
日曜日がJing Yum -Dにてディナーショー的創作中華料理とライヴのコラボイベントに、松平忠智、そしてRiver Side Revivalとして出演する。
 今週末を持って年内人前で歌うことが終わる。

※Jing Yum -Dは16時open 17時からライヴスタート。4000円ワンドリンク付となっています。
ご予約受付しております。
当ホームページ、もしくは松平個人宛てにメールを頂ければ返信を持って予約完了とさせて頂きます。

 いい状態の気持ちで1週間を始められそうだ。
相変わらず似たような夢ばかりを見る。
だけど解釈を変えたらまんざらネガティヴなことでもなさそうだ。
 捉え方で景色は一変する。

 夢の中ではいつだってオレはスピリッツだ。
いいじゃない。
叶わぬことは夢の中でだ。



 
(2016.12.12[月])

〜夢の意味〜
今朝は冷え込んだなぁ。
4時のアラームで起きるも布団から出られず5時まで2度寝。
焦って跳び起きゆっくりコーヒーを淹れる。
ホントは焦ってないんだ。
確信犯的な2度寝。
6時前の水無川の河原を歩く。
真正面の陸に近い空が神秘的に白んでくる。
スーツ姿のサラリーマンは寒そうだ。
オレは南極探検のようなイデタチだけど、その実ダウンを脱げば半袖だ。
寒い寒いと遊んでいる。
大股で歩きエアーダンベルで肩の筋肉を動かす。
やっと目が開いてくるよう。
会社に着くもフロントガラスの霜がカリカリに凍っている。
水をかけ溶かす。
まだまだ本格的な冷え込みとは言えない。
1月2月の頃は水をかけてるそばから凍ってしまい途方に暮れる時がある。
水も束になれば強いけど、層が薄くなった途端、逃げ遅れたかのように凍ってしまう。
昔3対1で喧嘩になったことがある。
犬のように食らいつき1人1人やっつけていったら難なく勝てた。
川を挟んだ向こう側から警察官がカブを止め何か叫んでいた。
ずっと先の交差点で折り返そうとカブを発車させたのを尻目に竹やぶに逃げた。
昔オレは犬だった。
ホント人間は1人だと弱い。
こーじに会うと、
”まーた喧嘩したのー?”
オレは悪びれもせず、
”ワン!”
と勢いよく応えていた。

先日またこーじが夢に出てきた。
生き返ったんだ!
とオレはひどく動揺している。
短い夢だったたからそれ以上のことはなかった。
こういう寝起きはなんとも言えない。。
そのまま起きて仕事に出てしまった。
もっともっと遠くへと、明日を待ちきれずズンズカとトラックを走らせた。
(2016.12.8[木])

〜もう一人の自分〜
 先週土曜日は新横浜ベルズで今年の歌い納めでした。
Good is Good presents”THREE PIECE a GO!GO! Vol,2”。
3人編成しばりの3マンライヴ。
 オレも初めてベース&ドラムの3人編成で挑んだ。
ベースは奥田敏朗こと奥田さん。
ドラムは塙孝之ことはなさん。
そしてオレはヴォーカルとギター。
ことエレキに持ち替えたことに散々、
”似合わない”
だの、
”ギターが小さく見える”
だの、
”ストラト!?”
だの言われてきた1年だったけど、石の上にも3年(まだ1年だけど)、地味に傷つくそういうことも(笑)言われなくなってきた。
 でもそれだけこーじとのアコースティック編成の印象がオレの印象でもあり、そこからはみ出ようとする自分のおこがましさも否めなくはなかったんだけど、どこかで限界を感じてたから、歌い続ける以上必要な変化だったんだ。
 挑み続けることは楽だ。
辿り着けると知っているから。
 ガタガタに崩壊した母屋を立て直すのは辛い。
新しい土地に新築する方が楽。
全てにおいてそういう発想で生きてきてる感はある。
どちらが正しいのかではなく、そこの住民はオレなんだ。

 昨日は思わずの休日で丸1日がポカンと空いてしまった。
どうしようかと思ったけどどうもしなかった。
夕方にイトーヨーカドーに買い物に出ただけで、ずっと布団の周辺に居た。
 
 最近どんどん外に出るのが億劫になってきている。
そしてたまさかの付き合いなどでイベントごとに繰り出しても、退屈で退屈で(イベントがつまらないということではない)、到着した途端から帰りのことばかり考えてる。
これはある種の病気なんじゃないかと真剣に悩んでいる。
間がもたないから酒をあおる。
なんとか社交的な自分まで持ち上げ陽気に振る舞う。
シラけるのが恐くていつでもグラスを片手にウロウロしている。(アルコール依存症か。。)
 今年、いやもうずっと前からかな、最大の悩み。

 1日遅れて今日からオレの1週間が始まる。
みんなは仕事でいろいろストレスを感じてるんだろうな。
でもオレは、もう一人の自分を演じている仕事の時間が楽な時もある。
それ以上のことを考える必要がないからだ。
無事に帰ってくるんだ、とゴールを低めに設定するだけで1日を潰せる。
(2016.12.6[火])

〜心 沼津にあらず〜
師走の12月。
沼津で朝を迎えている。
ホントだったら片道3〜4時間かけて遠方に旅立つ日なんだけど近場に調整してもらった。
オレの仕事は融通が効くからいい。
収入は二の次だ。
なるべく自分の都合の主体でありたい。
だからいつでも元請けに対し”借り”ができてしまう。
でもそれがいいんだ。
普段仕事に対しての文句やストレスがない。
いつでも先に無理を聞いてもらっている。
そういう意識があるから、大抵のことはなんでもない。
トラックの仕事は一匹狼のようなものだ。
事務所と重機と責任を背負って放り出される。
住所だけをもらいあとは行く先々で携帯一つで先方と段取りを詰めてゆく。
一旦路上に出てしまえばあとは全部自分の判断、対応にかかってくる。
上司もいなければ部下もいない。
1日1日が新しい現場だから変に媚びる必要もない。
走った分だけ金になり、走らなかった分だけ収入が減る。
それ以上でも以下でもない。

オレの親しくさせてもらっている仲間には経営者も多い。
みんなそれぞれ技術を持ち自分の采配で収入を得ている。
それぞれがそれぞれの観点から社会を見ているのには関心させられる。
オレが豚のように丼を平らげている横で料理人は原価計算をし、内装屋は店構えに目をやる。
大したものだ。
任意の豚と比べ自分で事業をしてる人は目線が違う。
オレも、仕事を与えるから独立しないか?と言われたこともある。
考える間も無く断ったけど。
オレがこの仕事を選んでいるのは本業に都合がいいから。
本業とはミュージシャン。
何がためにここにいる、ここをはっきりさせているから答えも早い。
会社に時間を売っている、と考えればオレも経営者みたいなものだ。

今朝沼津で荷を解いたら午後はスタジオへ篭るんだ。
明日のために喉をつくりギターの音色の確認だ。

沼津 富士を前に 心ここにあらず
(2016.12.2[金])


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